2015年幹部対談(中島、増田、布施、高原)

―今日は幹部4人に集まってもらいました。ざっくばらんにいくつかのテーマについて話してもらおうと思っています。よろしくお願いします!
 
幹部よろしくお願いします!
 
―まずは、なぜ2015年幹部になったのか?それぞれの思いをお話しください。まずは主将の中島さんからお願いします。
 
中島 昨季はDesafioにとってとても辛い一年でした。 2部に落ちたこと(※1)は勿論ですが、チームとしてうまく機能していなかったように感じています。

Desafioは、僕がラクロスを始めた2006年には全日に出ていて非常に強く、憧れの存在でした。 Desafioは強いチームであり続けないといけないチームだと思っています。こんなとこでくすぶってるようなチームじゃないと。
そんな想いがあり、昨季のリーグ戦中からチームを変えていかないとな、と漠然と考えていました。
大きなきっかけは、昨季のリーグ戦のバレ戦で、4Qラスト10秒、同点の場面で僕がマッチアップしてる選手に1on1で抜かれ失点して勝てなかったこと。 この経験が悔しくて、自分がチームを変えるんだ!という気持ちになりました。

あとは、もうDesafioに在籍して6年目になりますが、そろそろ自分がキャプテンになるんだろーなーと感じていました。 まぁ、あるじゃないですか、この人が次キャプテンをやるんだろうなっていう周りが作り出す雰囲気って。あれです(笑)。 あとは、今までお世話になったDesafioに恩返ししたいって気持ちですかね。一緒に日本一を目指していたメンバー、同じポジションで言うと前田さん(※2)や奥村さん(※3)、さらにはDesafioを創設した偉大な先輩方への感謝の気持ちですね。
 
主将の他に、DFリーダーを担当しています。
一言で言うと、あんまり人に指示されるのが好きじゃないので、自分でやろうと思いました(笑)。冗談です(笑)。

まぁ半分本気なんですが、キャプテンをやるうえで、プレー面でも引っ張っていきたいな、と思って自分でやることに決めました。 DesafioのDFはある程度のベースはできているので、あとはうまく個人を伸ばしていけば、良いDFができるんじゃないかと思っています。
 
※1 2014年から2部制になった東日本クラブチームで、Desafioは昨季5位となり、2部降格になった。
 
※2 前田昌弘(LMF#24、2002~2007・2012~2013在籍):全日本選手権でMVPに2度輝いている
 
※3 奥村大地 DF#16
 
―次は増田さん、どうでしょうか?
 
増田 一言で言ったら「テル(※4)が主将やったら俺副将やろ!」って感じですかね?笑。 まぁ、テルが誘ってくれたから断る理由もなかったですね。

テルと付き合いももう10年ぐらいすかね?
出会いはユース選抜です。まぁ僕は一瞬で落ちましたけども…笑。 それから特に絡みはなかったんですが、現役最後の試合が関学とのファイル3でそこに敵チームでテルがいましたね。 あの試合は相当名勝負でしたよ!(※5)

特にお互い連絡を取ることもなかったんですが、社会人一年目の時Desafioの練習行ったら偶然会って…。「えっ?Desafioなん?笑」って感じで。
それから早5年経ってお互い歳くいましたね。

学生の時から特に役職ついてないんすよ。四年生の役職もブラ体(※6)リーダーでしたし笑。 ただ、その分偉ぶることもなかったので後輩からはまあまあ好かれてたと思います。 Desafioでも5年間役職なしだったので後輩との人間関係は良好かなと。 そんな俺が副将やるのは年上と年下を繋ぐ潤滑油的な意味もあるんじゃないですかね。
 
※4 2015年主将 中島輝也 DF#91
 
※5 2009年 関西ファイナル3 関西学院大-京都産業大学
3Qまで同点で進むという緊迫した試合。4Qに3点を追加した関西学院大が、7-4で勝利を収めている。(試合の詳細はこちら)
 
※6 ブラジル体操:動的ストレッチの一種。チーム全体で同じ動きを声を出しながら行うことで士気も高揚できる。
 
布施 僕の場合は、昨年の自分を超える為ですね。
昨年は、シーズン当初役職についていなかったんですが、様々な事情があり、OFリーダー補佐、最終的にはOFリーダーになりました。 そんな中で最後までやらされてる感が抜けないところがあって、シーズン終わってみると2部落ち。思うように勝てず悔しい思いをしました。
その経験から今年はそんな中途半端だった部分を変えようと思い、最初からOFリーダーを引き受けました。
 
高原 2014年の忘年会の時ですかね…テルからオファーがあったんですよ。
テルが2015年の主将に立候補した時、かっこいいなと思ったんです。 やっぱり主将って責任あるポジションだし、周りからの後押しがないと「自分がやる!」ってなかなか言いにくいと思うんですよね。 しかも、2014年で降格してしまって、2部からのスタートなる中、自分の意志で立ち上がったテルを尊敬しましたね。
そんなテルにお願いされたら、もうやるしかないな!とオファーを受けてすぐに決断しました。
 
―次に、それぞれが担当する役割とそこでのテーマについて教えてください。
 
中島まず全体のところで言うと、今年はスローガンとして『POSITIVE』というのを掲げています。 意味としては『前向きに、建設的に、楽観的に』といった感じです。
今季は2部からのスタートという逆境はあるものの、日本一を狙える環境は依然としてあるので、今ある環境を『POSITIVE』に捉え、最高の結果を目指したい、という気持ちで掲げました。
また、今年目指すラクロスとして『1試合15得点』というのを掲げています。 これまでのDesafioのラクロスと言えば、少ない得点で固い守りによって僅差の試合をものにするといった、ある意味保守的なラクロスの印象が強いかもしれません。
でも、それではファルコンズやスティーラーズといったガンガン点を取ってくる相手を考えると現実的に勝つのは難しいと考えています。 今季は今までのDesafioの良い部分は継続しつつ、これまでDesafioがチャレンジしてこなかった未開拓の部分を成長させることで、15得点するラクロスを目指したいと考えています。
 
次にDFの話です。
今年はチームとして15得点という目標を掲げているので、OFに目が行きがちですが、DFが実は重要だと考えています。 相手のOF機会を減らして自分たちの得点機会を増やさないことには得点は増えませんから。 そこで、今季のDFは1on1に拘ってやっていこうとしています。
まぁ単純に、1on1が強くなれば抜かれないので失点が減る、1on1で落とせる確率が上がれば得点機会が増える、といった考えです。なんか学生みたいですよね(笑)。 でもこれでいいと思っています。組織って1人1人の総和なので、1人1人の個人能力を伸ばすことが組織の極大化への近道だと思っています。 なので、学生時代に戻ったと思って1on1をやりまくっています(笑)。
 
増田副将を担当しています。テルをサポートする立ち位置ですね。あとは、トレーニングを担当してます。

今年のトレーニングのテーマは「回復力」ですね。
去年とか一昨年は体力は簡単にはつかないし、トレーニングする時間あるなら土日はクロス使った練習やるって感じだったんですよ。トレは平日に個人で行ってました。 でも去年は明らかに4Qに点とられたり動けなかったんで、やっぱりチームとして取り組まないと!ってテルと話してて…

それでトレーニングのプロの方と話しているときに「体力の総量を増やすのは大変だけど、ある体力を少しの休息でまたフルに戻すトレーニングならやる価値はある」 って言われたのがこのテーマにしたきっかけですね。
ラクロスはオフェンスしてるときはDF休めるし、その逆もしかりだし、MFはベンチで休める時間あるし。 だからその回復力を培うメニューとしてとにかくトレーニング後に歩いてもらって呼吸を最速で整えてもらうことを口酸っぱく言ってます。 4月後半からは3カ月トレーニングした効果もでてくるといいですね。
 
布施OF面についてですが、Quality Of Process(QOP)を高めるということに意識を置いて練習に取り組んでいます。 点を決めるまでの過程にこだわる。過程にこだわる事で点が生まれる。簡単にいうとこんな感じですね。
得点が思うように決まっている内は、何と無くこれでいいのか。という感覚があると思うのですが、やはり上手く行かない時、その検証をあれやこれやとしますよね?
つまり得点までの過程を注視する必要がある。この『過程』をチーム全体で共有し、自分達のやりたい形で得点をする。当たり前に出来ることの様に思いますが、結構妥協的になってるかなと。
表現があってるか間違ってるか分かりませんが、様々な場面でQOPを意識したOFを目指したいです。
 
高原僕はニュートラルリーダーで、
・クリア(以下clear)
・ライド(以下ride)
・グランドボール(以下GB)
・フェイスオフ(以下FO)
を見ています。OF・DF機会に関わるところですね。

今年ニュートラルでは「CRASH」というテーマを掲げてます。rideとGBに関わるテーマです。
Desafioってご存知の方もいると思うんですけど、上位のチームに比べてラクロスが上手いチームではないんですよね。 そこはいい意味で割り切って、ニュートラルの中でも泥臭い部分を鍛えていきたいなと思ってます。

「CRASH」というと相手に強く当たることをイメージすると思うんですけれど、それだけではなく、常に機会を伺い、 適切なポジションを取りながらプレーしよう!というクレバーな部分を鍛える・意識させる言葉として使っています。
こういうテーマって浸透させること、みんなに使ってもらうことが大切なんですよね。 「CRASH」は覚えやすいし、言葉の響きも必殺技みたいでかっこいいから、みんなにたくさん使ってほしいですね笑。
 
―最後に、チームメイトに求めることについてお話しください。
 
中島チームに期待することは、全員がDesafioを好きになってくれることですね。
どんなに朝早くても、どんなに眠くてもDesafioが好きなら頑張って練習に行こうって思えるじゃないですか。 その積み重ねがチームの雰囲気を作っていったり、良い練習ができたりってことに繋がっていくんだと思うんです。 土日使ってわざわざラクロスやっているんだから楽しいチームでやりたいのは当たり前ですよね。 なので、僕はユーモアを意識してやっています。とにかく面白いチームにしたいと思ってます。
基本的に怖い顔してるってよく言われるので伝わってるかは分かりませんが(笑)。 でも、そのへんは副キャプテンの増田君に任せているので安心しています。
チームを進めていくうえでの幹部の役割って重要ですけど、そんなに難しくないと思っています。 枠組みと雰囲気さえ作っておけばあとはチーム全員が如何に考えるか、頑張るか、ですから。
なので、チーム全員が今年のコンセプトを理解して、主体的に、ワイガヤしながらチームを進めていきたいなと思っています。 そのために、全員がもっとDesafioを好きになってほしいと思っています。
 
増田なんか上から物申すみたいで照れますね笑。ちなみに、テルはだいたい怖い顔しています。
チームのみんなには「当事者意識を持って発信、行動してほしい」ですね。

やっぱり幹部がこれやれ!って言って、それが上手く機能してないときに、「Desafio駄目だ、おもんな」とかいう前になぜ駄目でどうすれば上手くいって、 そのためには自分が何をすればいいかって自然と考えれてくれたら嬉しいですね。 大学も違う、働いてる会社も違う、個人で使える時間も違うからなかなか難しいと思いますけどね。 でもそういうのが出来るようなったらすごく面白いと思う!おもろいこと好きなんで。
最近嬉しいのは、マネさんが指示する前にこうした方がいいとか発信してくれること。素直に嬉しいですね! とりあえずここで媚び売っときます笑
 
布施結果に拘る、常にポジティブ、ラクロスを楽しむ、この3点です。
昨年は結果に拘りきれず、僅差で勝てない試合が何試合かありました。やはりスポーツの世界は結果がついて回ります。勝ちに拘っていきましょう。
あとの2点はそれを実現する為のものであり、僕達社会人ラクロスを続ける皆に共通するものだと思います。チームスローガン通りポジティブにそして思いっきり楽しむ。これが根底にありますよね。
 
高原練習でもしっかり出し切るということを必死に頑張ってほしいなと思っています。 それがチームで出来るようになるためには、それやって当たり前でしょ!といったような雰囲気が作られていることが必要ですよね。
ニュートラルの部分ってもちろん戦術的な面も大切ですが、 他のシチュエーションに比べて気持ちでどうにかなる部分が多いのかなと思っています。
だからこそ、日ごろの積み重ねがすごく大切。下意識レベルまで落とし込まないといけないなと。 リーグ戦までしっかり積み重ねていけるよう頑張ります。
 
―以上になります。たくさん話しましたね。これからも頑張っていきましょう!